アパリクリニック理事長ブログ「ほっとひといき」にようこそ。

「和氣満堂」という言葉があります。時々うかがう寄席（新宿末廣亭）の舞台に掛けられている額に揮毫されている言葉です。「わき、どうにみつる」と読みくだすようです

「わき」とは和やかな気、「気」とは気分の意味でしょうから和やかな気分、それが建物全体に満ち満ちるというのですから、個人の気分というより、場に満ちる気配、その場にただよう気、といった意味なのでしょう。

つまり寄席で落語などの芸を楽しむことで、外でギスギスしてしまった気分が和む、そうしてお客さんそれぞれの和んだ気分が場のムードになって、おだやかでなごやかな空気が醸成されて、そういった「気」が場に満ちる、寄席とはそんな場所ですという意味かなと考えました。

いっぽうでお客さんがたを迎える咄家さんや芸人さん、従業員のかたがたにとっても、和やかな、それこそ「おもてなし」の心を忘れずにお客さんを重視する姿勢でお迎えしますよ、というマニフェストのようにも、お客さんに楽しんでいただこうという心を忘れてはならないという自戒のことばのようにも受けとれます。

さて、アパリクリニックには和やかな空気が満ちている言っていただけるでしょうか。おとづれてくださる方がたが、ホッと一息つける、そんな場所でありたいと願っております。

今日もお読みいただきありがとうございます。ではまた。